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犬種図鑑バーニーズマウンテンドッグ

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バーニーズマウンテンドッグ特徴

　性格、特徴

長く美しい光沢のある被毛が、均整のとれた
がっちりした体を包み込んでいます。
堂々とゆったりした風貌の犬種です。
頭頂部が平らでわずかにシワがあり、
マズルはまっすぐで長く、鼻は黒く、
目は粒らで色は濃茶色。
高い位置につく耳は三角の垂れ耳、
尾はかかとに届く程度の長さで垂れている。
体高より体長が長いのも特徴ですが、
腹や腰の筋肉が発達しているため見た目はそう感じられません。
滑らかで長い被毛は量も豊富で、ややウェーブがかかっている。
毛色はつややかな濃い黒が基調で、前頭から鼻先にかけて白い斑が入っています。
前胸や、指先にも白が入り、目の上、頬、四肢には鮮やかな黄褐色の斑があります。
それぞれの色がはっきりして、左右対称になっているものがよいとされます。
性格は注意深く油断することはないが、攻撃性はありません。
性格のポイントは、穏やかで人間と極めて友好的な事で、飼い主家族との触れ合いを
とても喜び、スポーツなどに同伴させるととても優秀です。
ただし、若い頃は大型犬で力が強い上に元気もいいので、躾はきちんと行いましょう。
護衛犬、救助犬にも適した犬だけに、頭も良いので愛情をもって早期から
正しくしつければ、頼りがいのある頼もしい家族の一員になるでしょう。

　しつけ
穏やかで賢い犬種なので総じて躾やすいが、大型で力がある為、
コントロールできるようにしっかり子犬の頃から躾たい。

　運動
あまり激しい運動をしないタイプの犬種だが、ゆったりと長い散歩が好きです。
1日2回、最低30分～1時間の運動を日課したい。
山の犬でもあり寒さに強いので真冬でも外に連れ出しましょう。

　健康管理とお手入れ
大型なのでそれなりの手間の大変さはあるが、日常的な手入れは、
ブラッシング程度で十分、被毛の汚れが目立ったら
タオルなどで拭き、ときどきシャンプーしてやればいいでしょう。
また被毛は、丁寧にグルーミングをすればするほど美しくなるので、
専門家に手入れをしてもらうことがお薦めです。
春から初夏にかけての換毛期には、スリッカーブラシや金属製コームで
死毛を取リ除いてやることも大切。自然の換毛にまかせていると、
皮膚病になることがあるので注意する。
寒さには非常に強い面があるが、その分暑さには弱い。特に夏場の運動は、
朝晩の涼しい時間帯に行うようにしましょう。
食事は若犬から成犬なら1日1、2回、適量を与える。栄養バランスのよい
ドライタイプのドッグフードに、肉類を煮たタンパク質、チーズなどのカルシウム、
パンやご飯などの穀類、缶詰ドッグフードを加えた混合食がいいでしょう。
人間食の与え過ぎに注意し、過食や偏食にも気を配りたい。
股と肘の関節形成不全に罹りやすいので注意が必要です。

　歴史
ローマ帝国時代にローマ軍に連れてこられたマスティフ系の犬と、
スイス各地の地犬とが交配したものだとされる。
誕生した犬たちは、牧畜犬、作業犬、曳き犬などとして、地方ごとに
独自のタイプに作り上げられたといわれます。
この犬種は、そのなかでも地犬との接触が比較的少なかったため、
長く美しい被毛を保つことができたとされます。
第一次大戦後、絶滅が危惧されたが愛好家の手により難を逃れました。
名前は、原産地ベルン市にちなんでつけられたもので、
山岳地での活動に耐えられる犬という意味をもっています。
スイス国内でのみ長い間飼われていたが、この犬種のクラブが
設立されたのがきっかけで、各国でも飼育されるようになりました。
今日では、作業犬、伴侶犬、番犬、牧畜犬、家庭犬として、
多くの国で愛育されており、日本での人気も近年高まっています。

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