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犬種図鑑ボルゾイ

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ボルゾイの特徴　　

　性格、特徴

犬種標準が決められた、約200年前から体形の
変化は少ないといわれます。
四肢は長くしなやかで、体は背中のラインは流麗、
引き締まっています。
体と比較すると顔が小さい。
鼻は鋭角的な鷲鼻で、知性的な目をもちます。
後方に倒された小さな耳は、警戒すると立ちます。
長い尾は、美しい曲線で低めに保っています。
被毛は、滑らかな絹糸状の長毛で、
やや波打つか巻いています。
毛色は白が優勢で、それに多少のブリンドル、
グレー、タン、レモン、黒の斑が入る。
かつてはオオカミと闘ったほどの猟犬だったが、
1世紀以上、愛玩犬として飼育され続け、狩猟本能は衰えたといわれます。
敏感で機敏、持久力は高いほうです。通常は温和で非常にもの静かな、
繊細で感受性豊かな犬種ですが、
反面、知らない人間など未知のものには、簡単に気を許すことはありません。
躾、訓練は、穏やかさと理解を示しながら、地道に実行するようにします。

　しつけ
普段は悠然とかまえ落ち着きがありますが、ハウンドの血がありますので、
小動物などを目にすると、追いかけたりする場合があります。
大型で力が強いうえに走る事が好きですから、しっかりコントロールできるように
子犬時から躾、訓練が必要な犬種です。

　運動
運動は、猟欲が緩和されたとはいいますが、マナー上の面も含めてリードは必須。
毎日30分程度、2回の引き運動と、ボール遊びなどの全身運動を組み合わせましょう。
走る事が好きな犬種なのでドッグランなど安全な広い場所での自由運動がベストです。

　健康管理とお手入れ
毎日にブラッシングや、コーミングが必要です。被毛の量が多いので、
まず粗めのクシで毛のほつれやからみをほぐしてから、ブラッシングをする。
汚れは、適温の蒸しタオルなどで拭きあげてから、先の手順で手入れを行います。
シャンプーは家庭犬であれば、1ヵ月に1度のペースを目安に実行しましょう。
暑さに弱いので、夏期の運動には注意が必要で、運動は早朝や夜間を選び、
量を調節するなどの工夫をしましょう。
食事は、若犬から成犬なら1日1、2回、適量を与えます。栄養バランスの
よいドライタイプのドッグフードに、肉類や内臓類を煮たタンパク質、
乾燥小魚やチーズなどのカルシウム、パンやご飯などの穀類、
缶詰フードなどを加えた混合食が良いでしょう。
胸元が深い体型で胃念転などの注意が必要です。

　歴史
起源は諸説ありロシア西部・ウラル山脈周辺の民族がもち込んだとする説、
モンゴルによるロシア侵入時に中央アジアと北方の犬が交配されたとする説、
10世紀にハンガリーのグレーハウンドの影響を受けたとする説があります。
14、15世紀の帝政ロシアの時代、主にオオカミ猟犬として皇帝や貴族に愛好され、
18世紀の大公は150頭の犬を飼育し、馬車を駆って狩猟に出たという話もあります。
1917年の革命の時期に、ロシア国内のものは絶滅寸前となったが、
欧米諸国の上流階級たちに受け継がれたことで、絶滅の難を逃れた。
長年「ロシアン・ウルフ・ハウンド」と呼ばれてきた犬種である。

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