子犬を迎えて初めの数日間は、それまでブリーダーやショップで
与えられていたものと、なるべく同じ食事を与えます。
購入時に聞いておくと良いでしょう。
環境変化と同時に食事まで変わると、子犬は変化に対応できず、
体調を崩し下痢や嘔吐といった症状を起こすことがあります。
食事
犬が生涯健康であるには、ライフステージ(子犬、成犬、老犬など)に適した、
食事を与えることが重要です。つまり子犬には、子犬用に配合された
ドッグフードを選ぶべきであるということです。
子犬用のドッグフードは、成長期に必要な栄養をバランスよく
摂取出来るように作られています。成長にかかせないビタミンやミネラルの
配合、たんぱく質や炭水化物の配合量も、子犬向けになっています。
人間の食事は犬にとっては濃い味で、ドッグフードを食べなくなるばかりか
間違いなく早死の原因となりますから絶対与えないようにしましょう。
特に生後1ヶ月間の食事は大切です。この時期の間違った食事は、
後々健康上の問題となる場合があります。
子犬用ドッグフードは、ドライフードと缶詰がありますが、どちらでも構いません。
両方を混ぜ合わせてもよいでしょう。ドライフードであれば、
初めのうちは与える前に15分位ぬるま湯に浸し、柔らかくしてから与えます。
またドライフードは乾燥しているので、いつでも新鮮な水を飲めるようにします。
コスト的にはドライフードが安価ですし保存も効きます。
食習慣
生後3か月位までは、1日約5〜6回に分けて食事を与えます。
子犬の胃腸はとても未熟で、一度にたくさんのものを消化できないからです。
残してても、30分位たったら片付けてしまい、次の食事の時間になったら
新しいものを与えます。規則的な食事習慣がつき、肥満防止になります。
食事を残したり、食べなくても、そんなに心配することはありません。
翌日はぺろりと全部平らげてしまったり、子犬の頃はそういうことがあります。
しかし下痢や嘔吐の症状があったり、ぐったりしていて食欲がないときは、
獣医さんに診てもらうべきです。子犬の場合、このような症状は重い病気の
徴候である可能性もあります。
おやつは、躾の一環でご褒美としてあげるとよいでしょう。犬を呼び寄せる為や、
食事を食べさせようと与えてはいけません。
そうしていると、命令を無視したり、自分の食器で食事を食べないワガママ犬に
なる可能性が大!「可愛い」と甘やかしていると、あとで困ることになります。