犬の年齢と成長
1歳をすぎてからは、犬は1年で4つ程度年をとると言われています。
人の1日は犬にすると4日にも相当するんですね。
犬の年齢 |
人にすると |
成長段階 |
体や心の状態 |
1か月 |
1歳 |
生後〜10日位まで幼少期で
親犬無しでは生きていけません
13〜20日位で移行期に入ります
五感の発達が始まる時期 |
幼少期、移行期を経て
社会化期が始まります。
社会化期では環境に
興味を持ったり周囲の
犬との社会的な関係を
築く性格形成に大事な時期です |
2か月 |
3歳 |
親離れの時期
他の動物や環境に適応させる
時期になります。 |
3か月 |
5歳 |
永久歯に生え変わる時期です。 |
半年 |
10歳 |
永久歯が生えそろう時期。
散歩や運動の開始時期でもあります。 |
青年期
大人になっていきます。
肉体的成熟を迎える。 |
1歳 |
17歳 |
小型〜中型犬は成長がほぼ完成 |
1歳半 |
20歳 |
|
成犬期
心も体も大人の仲間入り。 |
2歳 |
24歳 |
大型犬の成長がほぼ完成します。 |
3歳 |
28歳 |
やんちゃな性格が落着いてくる時期 |
4歳 |
32歳 |
|
5歳 |
36歳 |
6歳 |
40歳 |
中年期
成人病に注意が必要です |
7歳 |
44歳 |
超大型犬の老齢期が始まる時期です。 |
8歳 |
48歳 |
大型犬の老齢期が始まる時期です。 |
高年期
食事の見直しが必要です。
低カロリーな食事に変えましょう |
9歳 |
52歳 |
中型犬の老齢期が始まる時期です。 |
10歳 |
56歳 |
|
老犬期
老化現象が始まります
耳が遠くなったり、
目が見えなくなったり
痴呆もあります。 |
11歳 |
60歳 |
小型犬の老齢期が始まります。 |
12歳 |
64歳 |
|
13歳 |
68歳 |
14歳 |
72歳 |
15歳 |
76歳 |
16歳 |
80歳 |
17歳 |
84歳 |
18歳 |
88歳 |
老犬期 |
19歳 |
92歳 |
20歳 |
96歳 |
老犬期の始まる年齢
小型犬9〜12歳位 中型犬9〜11歳位
大型犬7〜10歳位 超大型犬6〜9歳位
高齢化による疾患や老化現象
10数年前までは、犬の寿命は10年と言われていました。
しかし、現在では飼育環境の変化や飼い主の意識の向上、獣医学の発達で
犬の寿命がどんどん延びてきました。それにより、高齢化による問題も出てきました。
高齢化で注意すべき疾患
心不全、僧帽弁閉鎖不全、乳腺腫瘍、子宮蓄膿症などがあります。
痴呆について
犬の長寿命化に伴い問題になっているのが痴呆です。
痴呆には異常行動が伴うことが多くあります。
典型的な例に「夜鳴き」があります。
夜鳴きにより飼い主が睡眠不足となったり、近隣からの苦情となる場合も有ります。
痴呆は13歳〜18歳までに多く発生します。
痴呆の症状
無反応、夜鳴き、異常な食欲、目的なくうろうろする、排泄の失敗などがあります。
痴呆になると住環境の工夫や、介護の仕方を勉強する必要があります。
痴呆の進行を遅らせる為に、適度な刺激を与える事も必要です。
散歩や抱っこして外出も、わずかの時間でも良いので行いましょう!
他にも仲が良かった犬や人との触れ合いも良い刺激になります。
また、他の病気にも掛かりやすく、併発してしまう恐れがありますので
健康管理には充分気をつけてください。
高齢化の症状に五感の低下があります、運動神経も鈍りますので
段差や障害物に注意しましょう。
家族の一員として共に暮らしてきた事を、振り返りながら最後まで面倒をみてあげましょう
|