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犬種図鑑ローデシアン・リッジバック

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ローデシアン・リッジバックの特徴

　性格、特徴

アフリカ南部原産で唯一の公認犬種。
アフリカで猛獣狩りに使われ、
アフリカン・ライオンハウンドとも呼ばれる
筋肉質で勇猛な大型犬です。
大変賢く何でも器用にこなし、警護犬としても
高い能力を誇ります。
背中の被毛が直線状に毛流と反対方向に生え、
隆起線（リッジ）があるのが特徴です。
現在も少数の国で獣猟犬として現役ですが、
主人に忠実で情愛深く、清潔で飼育も容易であり、
欧米では家庭犬としても高く評価されています。

　しつけ
猛獣狩りに使われた犬種ながら、基本的には温和で躾やすい犬種といえます。
しかし大型犬で、運動好き、活発な犬ですから子犬時からの躾、訓練は必須です。
子供とも仲良く接することができ、訓練をしっかり行えば頼もしいパートナーとなります。

　運動
走る事が大好きな犬種で、毎日充分な運動が必要です。
精神的にも、ストレスが溜らないようにするため、欠かさず運動を行う必要があります。
過酷な環境下でも活動できる犬ですから、多少の悪天候でも運動は欠かせないでしょう。
飼い主さんも運動が好きな人が向いています。

　健康管理とお手入れ
手入れは楽な犬種です。
運動後などはブラッシングを行えば十分です。
また、シャンプーも汚れや臭いが気になったら行えばよいでしょう。
食事も特に気を使う所はなく、若犬から成犬なら1日1、2回、栄養バランスのよい
ドライタイプのドッグフードに、缶詰フードなどを加えた混合食で良いでしょう。

　歴史

南アフリカではヨーロッパ人の移住前から、原住民（ホッテントット族）は背中の毛が
前方に向かって生えた野生犬（リッジバック）を狩猟用に飼育していた。
リッジバックは過酷な気候に耐え得る被毛と体力を有し、原住民を守ったと言われます。
16、17世紀に南アフリカに移住したヨーロッパ人は、開拓した農地や家族を
害獣から守るために、母国からグレートデン、マスティフ、テリアなどを持ち込み、
これらの犬種と現地のリッジバックとの交配によってアフリカの厳しい気候条件にも
適応できる犬種が作り出され、現在のローデシアン・リッジバックの基礎犬になったようです。
リッジバックは狩猟家に注目され、ローデシア（現ジンバブエ）に持ち込まれ、
ローデシアに多く生息したライオン狩りに使用された歴史があります。

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