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犬種図鑑「柴犬」

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柴犬の特徴　

　性格、特徴
均整のとれた頑丈な体をもち、敏捷で動作がすばやい。柴犬の親子

骨格がしっかりしており、筋肉はよく発達します。
素朴な姿の中に稟とした精悍さが印象的。
被毛はかたい上毛とやわらかい下毛の
ダブルコートで、換毛期はかなりの毛が抜けます。
色は、赤、胡麻、黒胡麻、赤胡麻、黒褐色など。
前傾してしっかりと立った小さな耳と、
目じりが上がった三角形の目が特徴です。
太くて力強い尾は、背中の上に巻く巻き尾と、
半円を描く差し尾と呼ばれるものの2種類がある。
体は小さいが、日本犬の代表的な性格で、忠実で勇敢、行動的。
素朴で利口であり、日本の風土や環境に合った犬で飼いやすい。
警戒心も強いことなどから、番犬としても優れた能力を発揮します。

　しつけ
忠実な反面頑固な所があり、根気よく躾は行いたいものです。
気の強い面もあるので噛癖や無駄吠えをしないようしっかり
躾ましょう。

　運動
活動的な犬種なので、かなりの運動量が必要ですが、飼い主の飼育方法や
犬の年齢などによっても違ってきます。育ち盛りの犬では、どんなに運動しても、
よほどのことがないかぎり普通にしているほどの疲れ知らずです。
目安として成犬の場合は、1日に30分～1時間程度の散歩を朝夕2回行いましょう。

　健康管理とお手入れ
荒くて硬い短毛のため、手入れは比較的楽です。硬めの獣毛ブラシで、
毎日ブラッシングをするだけでいいが、換毛期は、皮膚病を予防するためにも、
死毛を取り除くため入念なブラッシングが必要です。
汚れが目立つときは、蒸しタオルで体全体を拭き、ブラッシングします。
入浴は、換毛期には月1回程度、通常は体臭が気になるときや、
被毛がベタついたときだけで十分です。
健康を維持するために、バランスのとれた食事を与えることも大切で、
総合栄養食のドッグフードの中から、選んでやればいいでしょう。
与える回数は、犬の成長段階や健康状態によっても異なりますが、
一般的には成犬の場合、1日2回が目安となります。
日本の風土に合った犬種で、病気の心配はそれほどないといえます。

　歴史
日本原産の最古の犬のひとつとされます。古代の遺跡から骨などが発掘され、
それがこの祖先系だともいわれています。やがて渡来した民族が連れてきた
犬の血が混じって、今日の柴犬が誕生したという説がある。
太古の時代から狩猟を手伝うなど、人間とともに暮らしてきたようです。
他の日本犬同様、1936年には天然記念物に指定された。
以前は狩猟犬として活躍していたが、今は日本の風土にあった
体形、体力、性質をもつ家庭犬として大変に人気があります。
海外でも人気が高まっています。
豆柴は正式に認められた犬種ではなく柴犬の小さい物を豆柴と
している、普通の柴犬と同じ大きさになったというトラブルが
後を絶たないのは近い祖先に普通の柴犬の血が必ず入っている為です。

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