ワクチンの副作用と対策
「ワクチンは感染症予防のため接種するのだからそれによって
具合が悪くなることは無い」と思われている
飼い主さんもかなりいらっしゃるようです。
ワクチンは細菌やウィルスを接種し
抗体を作るので、稀に副作用が出る犬もいます。
副作用が出る確率は0.2%前後と言われており副作用を怖がってワクチン接種を
しないのは、本末転倒です。万が一副作用がでてしまった場合の対策を
知っておくことの方が大切でしょう。
@元気がない、下痢ぎみ、風邪ぎみなど、体調が悪そうなときはワクチン接種を避ける。
A動物病院は午前中行き、接種した日は犬の様子に気をつけ何かあったらすぐに
病院に連絡できるようにしておく。
B接種直後が一番危険なので病院の待合室や車内で30分〜1時間位様子を見る。
Cワクチン接種後1〜2日は激しい運動は控える。シャンプーも3日位は控える。
ワクチンの副作用はアレルギー反応なので一度出るとまた起こる可能性があります。
そういった犬の飼い主さんはワクチンを打つメリット(感染症予防)、打たないメリット
(副作用がない)を考え、以前どのワクチンを打って副作用が出たか獣医さんと
相談の上、決定することがいいでしょう。
ワクチンを接種しても100%感染症にかからないわけではありません。
抗体移行の問題(母乳の抗体が残っている間はワクチンが効かない)や
犬の体質、お住まいの地域によって病原菌の数が大きく異なるからです。
ドッグランやドッグカフェなど犬同士が交流する機会が増すほど感染症のリスクは
高まりますからワクチンは万能でなくとも接種する意味は非常に大きいといえます。
そういう意識を持って飼い主さんは毎年の接種をキチンと行う義務があります。
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